コンサルタントに必要な資質

天邪鬼が出世できない理由は、才能の問題ではない「それ違います」と言う人ほど、なぜ信用を失うのか

tsumakawa

天邪鬼な人は、一定数います。

  • 多数派に反対する
  • 空気を読まずに逆を言う
  • 「でもさ」「いや、違うと思う」で会話を始める

本人はこう思っていることが多い。

周りが浅い
自分は本質を見ている
あえて逆を言っているだけ

しかし現実には、天邪鬼な人ほど評価されない。

能力が低いわけではない。
頭が悪いわけでもない。

評価されない理由は、もっと単純で、そして致命的です。

それは、示唆が無いことが原因です。


1. 反対意見と示唆は、まったく別物

まず前提として整理します。

  • 反対意見:違うと言うこと
  • 示唆:次に何をすべきかが見えること

天邪鬼な人がやっているのは、ほぼ前者です。

  • 「それは違うと思います」
  • 「その考えは浅いですね」
  • 「普通はそうだけど、私は違うと思う」

ここで終わる。

で、どうすればいいの?
という問いに、答えが無い。

示唆とは、「なるほど」と思わせたあとに、行動の方向性が一段クリアになることです。

逆張りだけでは、何も前に進まない。


2. 天邪鬼は「賢さ」を誤解している

天邪鬼な人ほど、「賢い=他人と違うことを言うこと」だと思っています。

しかし評価される賢さは、複雑な状況を、前に進む形に翻訳できることに尽きます。

  • 何が問題で
  • 何を変えればよくて
  • どこから手をつけるべきか

これを示せる人が、「頭がいい人」です。

逆に、以下のような人は要注意です。

  • 否定は鋭い
  • でも着地点が無い

これは評論家気取りであって、賢さではありません。


3. 「違和感」で止まる人と、「示唆」に変える人の差

天邪鬼な人は、違和感にすぐ気づきます。

これは本当です。
むしろ優秀な部類です。

問題は、その先。

  • なぜ違和感を覚えたのか
  • どの前提がズレているのか
  • どう修正すれば良くなるのか

ここまで言語化しない

結果、周囲にはこう映る。

文句は言うけど、何も生まない人

評価される人は、
違和感を提案の形に変換します。

天邪鬼は、違和感をそのまま投げつける

言語化して解釈や行動に繋がる示唆を付加する人との差は、想像以上に大きいものとなります。


4. 天邪鬼は「場の目的」を無視しがち

会議、議論、仕事の場には、必ず目的があります

  • 決める
  • 進める
  • 整理する

しかし天邪鬼な人は、往々にして自分の正しさの証明を始めてしまいます。

  • 自分の視点が正しいか
  • 他人が間違っているか
  • 誰が一番鋭いか

この瞬間、場の目的から外れます

評価する側は、「視点は兎も角、この人と仕事すると進まない」と感じます。

評価とは、「一緒に前に進めるかどうか」で決まります。

示唆の無い逆張りは、前進を止めるノイズでしかありません。


5. 天邪鬼が本当にやるべきこと

もしあなたが、

  • 逆の視点を持てる
  • 多数派に流されない
  • 違和感に敏感

こういうタイプなら、捨てる必要は一切ありません

足りないのは、たった一つ。

示唆まで言い切る勇気、これだけです。

  • 「違うと思う」ではなく
    →「こう変えた方がいい」
  • 「浅い」ではなく
    →「この前提を変えると深くなる」
  • 「納得できない」ではなく
    →「だから次はこれを試すべき」

ここまで出して、初めて価値になります。


まとめ:逆張りは才能、示唆は責任

天邪鬼であること自体は、欠点ではありません。

むしろ、示唆と結びついた瞬間に武器になる才能です。

しかし、

  • 否定だけ
  • 違和感だけ
  • 逆を言うだけ

これは思考ではなく自己満足です。

評価されない理由は、性格でも能力でもありません。

「で、どうする?」に答えていないから

それだけです。

逆を言える人は多い。
でも、次を示せる人は少ない。

だからこそ、示唆を出せるようになった天邪鬼は、一気に評価される側に回ります。

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経営コンサルタント
外資系コンサルティングファームで経営コンサルタントとして働く30代。 これから「コンサルタント」というキャリアそして人生を目指す学生、社会人に向けコンサルタントという世界で生き抜くための考え方やおすすめの書籍情報を執筆中。
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