仕事でモチベーションが上がらないと悩む必要がない理由。モチベーションに頼らない仕事術。
仕事に対してモチベーションが湧かない。
やる気が出ない。
昔ほど熱量を持てなくなった。
多くの社会人が、何度もこの悩みに直面します。
そして多くの場合、「モチベーションが低い自分はダメなのではないか」「やりたい仕事じゃないからいけないのではないか」と、さらに自分を追い詰めていきます。
ですが、仕事でモチベーションが上がらないこと自体は、何も問題ではありません。
むしろ、そこを問題視しすぎることの方が、仕事を難しくします。
モチベーションは、本来とても優秀な存在
誤解してほしくないのは、モチベーションそのものを否定したいわけではない、という点です。
モチベーションは確かに強力です。
- 人を望む場所へ連れて行く燃料になる
- 行動に意味や物語を与えてくれる
- 「これをやりたい」という感情を生み出す
やりたいことに向かうとき、モチベーションは最高の味方になります。
夢中になって努力できる。
多少の困難も乗り越えられる。
時間を忘れて没頭できる。
これは、間違いなく事実です。
ただし「やらなければならないこと」には向いていない
問題はここからです。
仕事の大半は、「やりたいこと」ではなく「やらなければならないこと」で構成されています。
- 報告書を書く
- 調整の連絡を入れる
- 地味で面倒な作業を片付ける
- 気が進まない相手と話す
こうしたタスクに対して、毎回モチベーションが湧くかというと、答えはNOです。
そしてここで、多くの人が間違えます。
「モチベーションが湧かないからできない」
「やる気が出たらやろう」
この発想こそが、仕事を止める最大の原因になります。
モチベーションに頼ると、動けなくなる理由
モチベーションに依存すると、次の状態に陥ります。
- やる気がある日しか動けない
- 気分に行動が左右される
- 「今日は乗らない」という理由で先延ばしする
- 自分の内面コンディションに振り回される
つまり、モチベーションがないと動けない人間になってしまうのです。
これは一見、自然なようでいて、仕事においてはかなり致命的です。
なぜなら、仕事は「気分が良い日」だけ発生するものではないからです。
仕事で本当に重要なのは「淡々とやる力」
やるべきことをやる上で重要なのは、情熱でも、気合でもありません。
淡々とやることです。
感情を乗せない。
意味を考えすぎない。
やるかやらないかで悩まない。
「やることだからやる」
この割り切りが、仕事の安定性を劇的に高めます。
モチベーションの代わりに頼るべきもの
モチベーションの代わりに、
仕事では次のものを頼るべきです。
1. 仕組み化
- 手順を決める
- 判断ポイントを減らす
- 考えなくても進む状態を作る
「どうやるか」を毎回考えないだけで、仕事の消耗は大きく減ります。
2. 習慣化
- 毎日同じ時間に同じ作業をする
- 感情と切り離して実行する
歯磨きにモチベーションが不要なように、仕事も習慣にできれば楽になります。
3. 判断を前倒しする
「やるかどうか」を当日決めない。
事前に「やる」と決めておく。
これだけで、当日の精神的負担は激減します。
モチベーションがない=仕事に向いていない、ではない
ここは特に重要です。
モチベーションが湧かないからといって、その仕事やキャリアが間違っているとは限りません。
- 責任が増えた
- 見通しが立つようになった
- 仕事が「生活」側に移った
むしろ、こうした変化の結果、感情の振れ幅が小さくなっているだけの場合も多いです。
これは成熟であり、退化ではありません。
モチベーションは「使えたらラッキー」くらいでいい
- モチベーションがある日は、うまく使う
- ない日は、淡々と仕組みで進める
- 期待しすぎない
- 依存しない
モチベーションは主燃料ではなく、補助エンジンくらいがちょうどいい。
あったらラッキー、なくても問題ない、程度のスタンスで構えましょう。
モチベーションがなくても、仕事はできる
仕事でモチベーションが上がらないことを、必要以上に悩む必要はありません。
- やりたいことにはモチベーション
- やるべきことには仕組み
この役割分担ができていれば、仕事は十分に回るからです。
淡々とやる。
仕組みに任せる。
感情と切り離す。
それは冷たい生き方ではありません。
長く、安定して成果を出すための、極めて現実的な選択です。
モチベーションがない自分を責めるより、モチベーションがなくても進む設計をする。
その方が、ずっと楽に、遠くまで行けます。
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