【馬鹿な質問とは】質問のレベルと思考のレベルは比例するという事実。質問をすることは馬鹿ではないが、馬鹿な質問は存在する理由。
「質問することは大事だ」
これは多くの職場で言われる言葉です。
実際、分からないことを放置するより、聞いた方がいい場面は多いでしょう。
しかし一方で、仕事をしていると、こういう場面にも遭遇します。
- 「それはさすがに自分で考えようよ…」
- 「今の話、聞いてた?」
- 「その質問、もう説明したよね?」
つまり、質問すること自体は悪くないが、質問の質には差があるという現実です。
そしてもう一つ、少し厳しい事実があります。
質問のレベルと思考のレベルは、ほぼ比例します。
つまり、質問を見ると、その人がどの程度考えているかが分かるのです。
この記事では以下を整理し、質問の質を上げるための方法を探ります。
- なぜ質問の質は思考の質を表すのか
- なぜ「馬鹿な質問」が存在するのか
- 良い質問と悪い質問の違い
- 思考力の高い人がしている質問の特徴
質問することは馬鹿ではない
質問することは決して悪いことではありません。
むしろ仕事においては、質問できない人の方が危険です。
例えば、以下のような行為は大きなミスに繋がります。
- 分からないまま作業を進める
- 誤解したまま仕事をする
- 間違った方向で努力する
だから、質問すること自体は正しい行動です。
しかし問題は、質問の中身です。
質問の中身や質問の仕方次第で評価や信頼を損ねるケースが多々あります。
馬鹿な質問は存在する
少し厳しい言い方ですが、馬鹿な質問は存在します。
ただしこれは、頭が悪いという意味ではありません。
ここで言う馬鹿な質問とは、考えていない質問です。
例えば、以下のような質問を思い浮かべてください。
- 「どうすればいいですか?」
- 「何をすればいいですか?」
- 「どういう意味ですか?」
これらの質問には共通点があります。
それは、思考が含まれていないということです。
つまり、考える責任を相手に丸投げしています。
質問は思考のアウトプット
質問とは本来、思考のアウトプットです。
つまり、考えた結果として生まれるものです。
例えば、以下のような質問は思考の結果生まれるものです。
- こう理解しているが合っているか
- AとBどちらが良いか
- この前提は正しいのか
逆に、何も考えずに出てくる質問は情報の要求でしかありません。

質問のレベルは思考のレベル
仕事をしていると、あることに気づきます。
それは、優秀な人ほど質問が鋭いということです。
彼らの質問は、以下のような特徴を持っています。
- 論点を突く
- 問題の本質を捉える
- 会議を前に進める
一方で、思考が浅い質問は、逆の性質を持っています。
- 話を止める
- 議論を戻す
- 説明をやり直させる
つまり質問は思考力の鏡であり、質問の内容と深さを見ただけで、その人の思考力、ひいては優秀さを推し量ることができます。
良い質問の特徴
では、良い質問とは何でしょうか。
良い質問には共通点があります。
ここでは、その特徴をご紹介します。
① 仮説がある
良い質問には必ず仮説があります。
例えば、「Aという理解で進めていますが、合っていますか?」という質問があったとします。
これ自体は質問ですが、思考が含まれています。
質問というと単純に答えを求めるものと思いがちですが、良い質問とはどちらかというと自分の仮説の検証という側面が強いです。

② 会話を前に進める
良い質問は、意思決定を前に進めます。
例えば、「この条件だとB案が良いと思いますが、どうでしょうか?」という質問。
これは議論を前進させます。
質問の前に自分の考えと判断軸があり、その結果である判断を相手とすり合わせるようなイメージです。
③ 相手の思考を引き出す
優秀な人の質問は、相手の思考を深めます。
例えば、「この前提は本当に正しいでしょうか?」という大前提を問う質問。
こうした質問は、当の本人達が気付いていなかった側面や、当たり前すぎてスルーしていた前提に光を当て、議論の質を上げます。
こうした動きは大きな価値を生みます。
また、チームやプロジェクトに参加したてのフレッシュな状態でも発揮できる数少ない価値でもあります。
先入観なくフラットに物事を見て、思考することで価値を出せるという事実はぜひ覚えておいていただきたいです。
悪い質問の特徴
良い質問がある一方、もちろん悪い質問も存在します。
続いて、悪い質問の共通点をご紹介します。
① 思考停止
最も多いのが「思考停止」です。
「どうすればいいですか?」
これは質問ではなく、思考の放棄であり、何も考えず反射で相手に思考や判断を丸投げしているに過ぎません。
これを聞かれた相手は、あなたを「頭を使えない作業者」として認識します。
こうした質問をしたくなったら、必ず「自分はどうしたいか/どうすべきだと思うか」を付与するよう心掛けてください。

② 話を戻す
説明された内容を理解していない質問は絶対に避けるべき質問の一つです。
例えば、「それってどういう意味ですか?」など、すでに説明されている内容や議論済みの内容をそのまま聞いてしまうこと。
これは会話を止める上に、周囲の心象と信頼を大きく損ねます。
この質問をした時点で、一緒に物事を進める人材として力不足だというレッテルを貼られることは覚悟すべきです。
どうしても分からず聞く必要があれば、必ず「聞き逃してしまったかもしれませんが」「これは私の理解の確認ですが」など、クッションとなる言葉を入れるようにしてください。
③ 調べれば分かる
調べれば分かる質問をしてしまう場合。
これは、思考以前の問題です。
調べればわかる質問をしてしまう場合、思考が浅すぎます。
「そもそも何を知りたいと思っているのか」「この場で聞くことが最適か」という点を必ず意識するようにしてください。
質問の質を上げる方法
良い質問と悪い質問の特徴を踏まえ、どうすれば質問の質を上げられるのか、という点を2つに絞って解説します。
① 自分の考え・仮説を持つ
先ずは「自分の考えを持つ」という点に尽きます。
自分の考えは、必ずしも正しいことでなくて構いません。
「どう思うか」という点があればよく、それは「仮説」でも大丈夫ですし、「相手へ質問する理由」でも大丈夫です。
とにかく、「自分の考えを入れる」ことを意識してください。
- ○○という評価観点も必要だと思いますがいかがですか?
- ▲▲さんに聞く方が一番早いと考えるため教えてください
- これは私の理解の確認ですが、××という方針でよろしいでしょうか など
② 選択肢を提示する
「AとBどちらが良いでしょうか?」
こうした質問は、判断を助けます。
これも「自分の考えを持つ」ことと繋がる内容で、自分で考えた選択肢を優先順位をつけて提示すること。
これができれば、単なる質問を超えて物事を進める働きができます。
質問は仕事力そのもの
ここで覚えておいてほしいことがあります。
質問の質は仕事力です。
なぜなら仕事とは、問題を見つけ、論点を整理し、判断を進める行為だからです。
そして質問は、思考を言語化する行為です。

だから質問を見ると、その人の思考の深さが分かります。
質問することは決して悪いことではありません。
むしろ仕事では重要であり、質問のレベルと思考のレベルは比例します。
良い質問とは、仮説と思考があり、会話を前に進めるものです。
一方、馬鹿な質問とは、思考がなく丸投げで調べればわかるものです。
思考のアウトプットそのものである質問の質を上げることは、即ち思考力を上げることであり、それは仕事の能力を上げることと同義です。

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